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「今日はこれで終わり! みんな解散よ!」 窓から入ってくる夕焼けに染められたわけではないだろうが、ハルヒの黄色く元気の良い声が部室内に轟く。 この一言で、今日も変わったこともなく、俺は古泉とボードゲームに興じ、朝比奈さんはメイドコスプレで居眠り、 長門は部屋の隅で考える人読書バージョン状態を貫き、年中無休のSOS団の一日が終わった。 正直ここ最近は平凡すぎる日常で拍子抜け以上に退屈感すら感じてしまっているのだが、まあ実際に事件が起これば二度とご免だと思うことは確実であるからして、とりあえずこの凡庸な今日という一日の終了に感謝しておくべき事だろう。 俺たちは着替えをするからと朝比奈さんを残しつつ、ハルヒを先頭に部室から出ていく。どのみち、朝比奈さんとは昇降口で合流し、SOS団で赤く染まったハイキング下校をするけどな。 下駄箱に向かう間、ハルヒは何やら熱心に長門に向かって語りかけている。 それをこちらに注意を向けていないと判断したのか、古泉が鼻息をぶつけるぐらいに顔を急接近させ、 「いやあ、今日も平穏無事に終わりましたね。こうも何もないと返って不安になるほどですよ。 まだまだあの神人狩りに明け暮れていたときのくせが抜けていないようでして」 「ないことに越したことはないね。犬が妙な病気になったことを相談されたりされるぐらいならちょうど良い暇つぶしにはなるが、事と次第によってはとんでもない大事件の場合もあるからな」 俺は古泉と数歩距離を取りつつ返す。古泉はくくっと苦笑を浮かべると、 「何かが起こった方が楽しい。だけど、その影響範囲を含めた規模や自分にとって利益不利益どちらになるかわからないなら、いっそどちらとも起きない方が良いというわけですか。実にあなたらしい考え方と思いますよ。 恐らく涼宮さんとは正反対の思考パターンですが」 「あいつの場合は、自分にとって楽しいことだけ起こればいいと思っているんだろ。世の中そんなに甘くはねぇよ。 ま、命を狙われたり世界を改変されて孤立したりしたことがないんだから、当然っちゃ当然だな」 大抵、人間ってモノはどこかで何かが起こることを期待しているもんだ。俺だって昔は宇宙人とか未来人とか超能力者がいてくれればいいなぁとか、映画並みのスペクタクルが起きたりしないかと思っていたしな。ただ、実際に目の前でそんなことが起これば考え方も変わる。少なくとも、もう俺はタヒチのリゾートにあるような透明度の高い純真な期待感なんて持たないだろう。 そんな俺に古泉はさらに苦笑いして、 「おや、ひょっとして今まで多くのことを経験しすぎて、一生分のインパクトを消化してしまったんですか? 前途ある十代の若者にあるまじき枯れっぷりな考え方ですよ」 うるせえな。一度ヒマラヤの頂上に届きかねないびっくり仰天事やマリアナ海溝以上に深いどん底に突き落とされる経験しちまうと、何だかんだで海抜ゼロメートルプラスマイナス数百程度が一番いいと思い知らされただけだ。 そんな話をしている間にようやく下駄箱に到着だ。ハルヒの長門に対する語りかけは、もうヒトラーの演説、テンション最高潮時な演説と化している。もっとも当の長門は相づちを打つように数ミリだけ頭を上下させるだけなんだが。 しかし、そんな自分に酔っているような話し方をしながらも、ハルヒはちゃっちゃと下駄箱から靴を取り出し下校の準備を進める。全く口と身体が独立して稼働しているんじゃないか? もう一つの脳はどこにある。やっぱりあそこか。 「遅れちゃってごめんなさい」 背後から可憐ボイスが背中にぶつかる。振り返れば、いそいそと北高セーラ服に着替えた朝比奈さんが小走りに現れた。 背後にある窓から夕日が入り、おおなんと神々しいお姿よ。 俺がそんな神秘的情景を教会で奇跡がおきるのを目撃した神父の如く感涙して(していないが)いたところへ、 「ほらっキョン! なにぼーっとしてんのよ! とっとと靴履いて帰るわよ!」 いつの間にやら演説を停止したハルヒ団長様からの声で、幻想的光景から強引に引きずり出された。 全くもうちょっと堪能させてくれよな。まあ、当の朝比奈さんもとっとと俺を追い越して、靴をはき始めているから俺も続くかね。 そんなわけで俺は自分の下駄箱を開けて―― 「…………」 すぐに気がついた。俺の靴の上に一枚の紙切れ――手紙じゃない。本当にただの一枚紙である――があることに。 朝比奈さん(大)の仕業か? またいつもの指令書か…… しかし、違うことにすぐ気がつく。朝比奈さん(大)はもっとファンシーで可愛らしくいい臭いがしそうな封筒入りを使うが、今ここにあるのはぴらぴらの紙一枚。こんな無愛想なもので送りつけるような人じゃない。それに書いてある内容が 『あと30分以内に●●町の公園に来なさい。一人で』 とまあ何とも一方的な内容である。しかも命令口調。まるでハルヒからの電話連絡みたいだ。 ふと、これはハルヒが書いて何か俺に対してイタズラでもしようとしているのでは?と思ったが、 「なーにやってんのよ! さっさとしなさい!」 当のハルヒは俺につばを飛ばして急かしてきている。大体、こんな手紙なんていう回りくどい手段をあいつがとるはずもなく、誰もいなくなったところで俺のネクタイ引っ張って行きたいところに走り出すだろうな。 じゃあ、これはなんだ? ラブレターの可能性は否定できないのも事実。せっかくだから行ってみるのも悪くないか。 時計を確認する。ここから指定された場所まではゆっくり歩いて30分もかからない。帰りに道に寄ってみるかね。 俺は他の団員に見つからないように、その紙をポケットにねじ込んだ。 ◇◇◇◇ さて、下校途中に他の連中と別れた俺は、とっとと目的の公園に向かう。初めて行く場所だったので、 その辺りにあった看板の地図を見ながら向かった。 が。 「……全く」 おれは嘆息する。さっきから背後をハルヒたちが付けてきているからだ。どうやら、あの紙をもらってからの俺の挙動が不審だとハルヒレーダーが捕らえていたらしい。相変わらずの動物並みの嗅覚だよ。 しかし、別に俺はやましいことをしているわけでもないんだから、このまま放っておいてもいいか。 俺はそう割り切ると、俺は背後のストーカー集団を無視して目的地に向かった。 ◇◇◇◇ 俺はようやく目的地にたどり着いた。時計を見ると、あの紙切れを読んでから20分程度。指定された時間には間に合っている。 平日夕方でぼちぼち日が落ちつつあるためか、指定された公園には人一人おらず、閑散とした静けさに覆われていた。 どこからともなく流れてくる夕飯の香りが俺の空腹感を刺激する。 ふと、背後を突けていた連中がいなくなっていることに気が付いた。なんだ? 捲いたつもりはなかったから、 途中でハルヒが尾行に飽きたのか? 俺はそんなことを考えながら、あの紙切れをポケットから取り出して―― この時、初めて俺はここに何の警戒心も持たずのうのうとやってきてしまったことを後悔した。見れば、その紙の文面が 『付けていた連中はいないわよ。邪魔だったから追っ払っておいたわ』 そう変わっていた――ちょっと待て。この紙はずっと俺のポケットに入ったままになっていたはずだ。 それを書き換えるなんていう芸当ができるのはごくごく限られた特殊能力を持つものしかあり得ない。 つまり、俺を呼び出した奴は一般人ではなく、宇宙人・未来人・超能力者――あるいはそれに類する奴って事だ。 ちっ。これで呼び出したのが朝倉みたいな奴だったら、洒落にならんぞ。 すぐに携帯電話を取り出し、とりあえず古泉に―― しかし、時すでに遅し。俺の周りの景色が突然色反転を起こしたかのようになり、次第にぐるぐると回転を始める。 やがて、俺の意識も落下するように闇に落ちていった…… ◇◇◇◇ 「いて!」 唐突に叩きつけられた感触に、俺は苦痛の悲鳴を上げた。まるで背中から落ちたような痛みが全身に走り、 神経を伝って身体を振るわせる。 そんな中でも、俺は必死に状況を探ろうと密着している地面を手でさすった。切れ目のようなものが規則的に感じられ、コンクリートや鉄ではなくそれが木でできている感触が伝わってくる。 ようやく通り過ぎた痛みの嵐に合わせて、俺は閉じたままだった目をゆっくりと開けた。まず一面に広がる教室の床が視界を覆う。同時についさっきまで俺に浴びせられていた夕日の灯火が全くなくなっていることに気が付いた。 俺を月明かりでもない何かの弱い光を包み込んでいる。その光のせいか、俺のいる部屋の中は灰色に変色させられ―― 気が付いた。この色合い、以前に見たことがある。あのハルヒが作り出す閉鎖空間と同じものだ。 俺は痛みも忘れ、飛び上がるように立ち上がり、辺りを見回した。 出入り口・黒板・窓の位置。俺がいるのは文芸部室――SOS団の根城と同じ構成の狭い部屋だった。 ただし、ハルヒの持ち込んだ大量のものは一つとして存在せず、空き部屋の状態だった。ただ一つ、見慣れた団長席と同じように窓の前に置かれた一つの机と、その上に背中を向けてあぐらをかいて座っている一人の人間を除いて。 「……誰だ?」 自分のでも驚くほど落ち着いた声でその人物に語りかける。窓から見える景色は、薄暗い闇に包まれた灰色の世界だった。 やはりここは閉鎖空間なのか? しかし、誰だと語りかけた割には、俺はその机の上に座っている人物に見覚えがあった。いや、そんな曖昧な表現ではダメか。 北高のセーラ服に身を包み、肩に掛かる程度の髪の長さ、そして、あのトレードマークとも入れるリボンつきのカチューシャ。 該当する人間はたった一人しかいない。 こちらの呼びかけに完全に無視したそいつに、俺は再度声をかける。 「俺を呼び出したのはお前なのか? ここはどこだ?」 「黙りなさい」 ドスのきいた声。しかし、殺気に満ちたそれでも、俺はその声を知っていた。 ………… ………… ………… 長らく続く沈黙。俺はどう動くべきか脳細胞をフル回転させていたが、さきに目の前の女がそれを打ち破った。 「――よしっ!」 そう彼女は威勢のいい声を放つと、机から身軽に飛び降りてこちらをやってきた。そして、問答無用と言わんばかりに俺のネクタイをつかむと、 「成功したわ。奴らにも気が付かれていない。今回はちょっと難易度が高かったから、失敗するかもと思っていたけど、案外簡単にいったわね。そういうわけで協力してもらうわよ」 おいちょっと待て。なにがそういうわけだ。その言葉には前後のつながりがなさすぎるぞ。 「そんなことはどうでもいいのよ。あんたはあたしの質問に答えれば良いだけ。簡単でしょ?」 「状況どころか、自分が一体全体どこにいるのかもわからんってのに、冷静な反応なんてできるわけねぇだろうが」 ぎりぎりとネクタイを締め上げてくるそいつに、俺は抗議の声を上げた。 だが、この時点で俺は確信を持った。今むちゃくちゃな態度で俺に接してきている人物。容姿・声・性格全て合わせて、完全無欠に涼宮ハルヒだった。ああ、こんな奴は世界中探してもこいつ以外一人もいないだろうから、 そっくりさんということはないだろう。 俺の目の前にいるハルヒは、すっとネクタイから手を離すと、腰に手を当てふんぞり返って、 「全く情けないわね。少しは骨があるかと思っていたけど、どっからどうみてもただの一般人じゃない」 「当たり前だ。今までそれは嫌というほど見せつけてきただろ」 俺の返した言葉に、ハルヒはふんと顔を背けると、 「あんたとは今日初めて合ったんだから、そんなことわかるわけないでしょ」 あのな、初対面の人間に一方的に問いつめるのはどうかと――ちょっと待て。なんだそりゃ、俺の記憶が正しければ、お前とはかれこれ一年以上の付き合いになるはずなんだが。しかも、クラス替えまでしてもしっかりと俺の後ろの席に座り続けているじゃないか。 「それはあんたの所のあたし。あたしはあんたなんて知らないし、こないだ平行時間軸階層の解析中に見つけるまで存在すら知らなかったわ」 このハルヒは淡々と語っているんだが、あいにく俺には何を言っているのかさっぱりだ。しかも、話がかみ合ってねえ。 このままぎゃーぎゃー言っても時間の無駄だろう。 俺は一旦話をリセットすべく両手を上げてそれを振ると、 「あー、とりあえず話がめちゃくちゃで訳がわからん。とにかく、まず俺がお前に質問させてくれ。 それで状況が把握できて納得もできたら、お前に協力してやることもやぶさかじゃない」 俺の言葉にハルヒはしばらくあごに手を当てて考えていたが、やがて大きくため息を吐くと、 「わかったわよ」 そう渋々承諾する。よし、とにかくボールはこっちが握った。まずは状況把握からだ。 真っ先に俺が聞いたのはこれである。 「お前は誰だ?」 俺の質問に、ハルヒはあきれ顔で、 「涼宮ハルヒよ。他の誰だって言うのよ」 「巧妙に化けた偽物って可能性もあるからな。俺の周りにはそんなことも平然とやってのけそうな連中でいっぱいだし」 「それじゃ、証明のしようがないじゃん。どうしろっていうのよ」 ハルヒの突っ込みに俺は返す言葉をなくす。確かに疑えばどうとでも疑えるのが、俺を取り巻く現在の環境だ。 となると、これ以上追求しても意味がない。それに俺の直感に頼る限り、今目の前にいるのはあのわがまま団長様と人格・容姿ともに完全に一致しているわけで、それを涼宮ハルヒという人間であると認識しても問題ないだろう。 だがしかし、先ほどの言い回しを見ていると、俺が知っている『涼宮ハルヒ』ではない。 「えー、聞きたいのはな、お前がハルヒであることは認めるが、俺の知っているハルヒじゃなさそうだって事だ。 なら俺のつたない脳を使って判断すると、ハルヒが二人いるって事になるんだが」 「そうよ」 そうよ、じゃねえよ。そこをきっちり説明してくれ。 「あー。あんたの頭に合わせて言うと、別の世界のあたしってことよ。平行世界って言葉ぐらい聞いたことあるでしょ? ここはあんたのいた世界とは似ているけど別の世界ってことよ」 簡単すぎてかえってわからんような。まあいい、いわゆる異世界人ってことにしておこう。このハルヒから見れば、俺の方が異世界人なんだろうが。 ……しかし、ついにでちまったか、異世界人。しかもよりにもよって別の世界のハルヒとはね。こいつは予想外だったぜ。 ここでふとハルヒが口をあんぐりと開けて呆然としているのが目に入った。 「ちょっと驚いたわ。随分あっさりと受け入れるのね」 「最初は本意じゃなかったが、いろいろ今までそういう突拍子もない話は聞かされまくったから、 いまさらここは異世界で自分は異世界人ですっていわれても、今更驚かねえよ。異世界人については今まで伏線もあったからな」 俺の言葉にハルヒは興味深そうに目を輝かせている。何だ? こいつも宇宙人・未来人・超能力者のたぐいを求めているのか? まあいい。俺は次の質問に移る。 「ここはどこだ?」 「時間平面の狭間よ」 ……何というか、ハルヒが真顔で朝比奈さんチックなことを言うと違和感がひどいな。それはさておき、それじゃわからん。 わかるように説明してくれ。 「何よ、そんなことぐらい直感でピンと来ないわけ? 呆れたわ。未知との遭遇体験に慣れているだけで、 肝心の理解能力は本当に凡人なのね。まあいいわ、ざっと説明すると、あたしが作った空間で誰も入って来れず、誰も認識できない場所。これくらいグレードを落とせばわかるでしょ」 いちいち鼻につく言い回しなのもハルヒ独特だよ。確かにわかりやすいが。って、なら俺が今ここにいるのは、 お前が招待したからってことなのか? 「そうよ。もっとも周りの人間に悟られずにやるのには、それなりに細工が必要だけどね」 なら次に聞くことは自然に出てくる。 「で、一体俺を何のためにここに連れてきたんだ? 何が目的だ?」 これが核心の部分になるだろう。自己紹介は終わった以上、次は目的についてだ。 ハルヒは待ってましたと言わんばかりに、にやりと笑みを浮かべ、 「それは今から説明してあげる。長くなるから、そこの椅子に座って聞きなさい」 そうハルヒは、また窓の前にある俺的に団長席の上に座る。そして、すっと手を挙げると、床から一つのパイプ椅子が浮かび上がってくる。 ここまでの話で大体予測していたが、このハルヒは普通じゃない。いや、確かに俺のよく知っているSOS団団長涼宮ハルヒも変態的神パワーを持ってはいたが、自覚していないため自由にそれを操ることはできない。しかし、この目の前にいるハルヒは自分の意思で長門レベルのことを今俺の目の前でやってのけたのだ。 やれやれ、これはちょっと異世界訪問という話で済みそうにない気がしてきた。 俺はハルヒの頼んでもないご厚意に甘えることにして、パイプ椅子に座る。 「さて……」 ハルヒはオホンと喉の調子を整えると、 「あんた、宇宙人の存在は信じる?」 このハルヒの言葉に何か懐かしいものを感じた。あの北高入学式のハルヒの自己紹介。ただ、いくつか欠けてはいるが。 俺は当然と手を挙げて、 「ああ信じるよ。少なくとも俺の世界ではごろごろ――とはいかないが、結構遭遇したしな」 「……情報統合思念体の対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインタフェースに?」 返されたハルヒの言葉に、俺は驚く。何だ、このハルヒは長門のパトロンのことを知っているのか? 「当然よ。あいつらの存在、そして、どれだけ危険な連中かもね。実質的にあたしの完全無欠な敵よ」 ――敵。ハルヒの口から放たれた声には明らかに敵意が混じっていた。 どういうことだ。俺が知っている限り、奴らは内部対立はあるとはいえ、主流派は黙ってハルヒを観察することにしていたはず。 あからさまな敵意を見せてはいないんだよ。 「何ですって……? まさか……いや……」 ハルヒは予想外と言わんばかりに思案顔に移行するが、軽く頭を振ると、 「まあいいわ。とにかく、あたしと情報統合思念体は対立関係にある。というよりも、情報統合思念体が一方的にあたしを敵視して排除しようとしているだけなんだけどね。こっちとしても、敵意さえ見せなければ別に相手にする気もないんだけどさ」 ハルヒはあきれ顔でふうっとため息を吐いた。 排除しようとしているとは、まるで俺の世界とは正反対の行動じゃないか。 「何で対立しているんだ? いや、どうして情報統合思念体はお前を排除しようとしているんだ?」 「細かいレベルでの理由は知らない。とにかくあたしの存在を勝手に危険と認識して、襲ってくるのよ。 それも狙うのはあたしだけじゃない。この星ごと消滅させようとするわ。そんなの許せるわけないじゃない」 「星……ごと?」 何だか話がSF侵略映画っぽくなってきたぞ。情報統合思念体が地球を攻撃するとは、まさにハリウッド映画。 ――ここでハルヒは思い出に浸るように天井に視線を向けると、 「三年前――いや、あんたのいた時間から見れば四年前か。その時、あたしは自分が持っている力に気が付いた。野球場に連れられていったあの日、自分の存在がどれだけちっぽけな存在であるか自覚したとたん、体内で何かが爆発したような感覚がわき起こり、この世の全ての存在・情報がどっとあたしの中に流れ込んできたのよ。当然、その中に情報統合思念体についてのこともあった」 ここで気が付く。さっきまで俺は灰色に染まった教室の中にいたはずなのに、いつの間にかまるで360度スクリーンの映画館のような状態になっていることに。そこには野球場の人数に圧倒されるハルヒ・電卓で野球場の人間が地球上でどのくらいのわりあいなのか計算するハルヒ・ブランコで物思いにふけるハルヒの姿が映し出される。 「きっとその時に向こう――情報統合思念体も気が付いたんでしょうね。あたしはその巨大な存在に触れてみようとした。 そのとたん……」 ハルヒの言葉に続くように、今度は宇宙から眺める地球の姿が映し出される。そして、 「嘘だろ……」 俺は驚嘆の声を上げた。まるで――そうだ、長門が朝倉を分解したときみたいに、地球が一部が粉末のように変化を始めた。 それは次第に地球全土へと広がっていき、最後には風に飛ばされるようにちりぢりにされ消滅してしまった。 呆然と見ることしかできない俺。と、スクリーンに星以外に一つだけ残されているものがあった。 「無意識に自分のみを守ろうとしたんだと思う。気が付いたとき、あたしは宇宙から消えていく自分の星を眺めていた。ただその恐ろしさと悲しさに泣きじゃくりながら何もできずに」 ハルヒだった。まだ幼い容姿のハルヒが宇宙空間で座り込むような格好で泣きじゃくっている。 目の前で淡々と語るハルヒは決してそのスクリーン上の自らの姿を見ようとせず目を閉じながら、 「何でこんな事になったのか、この時は理解できなかった。いや、今でも完全に理解できた訳じゃないけど。 あたしはただ情報統合思念体という大きく魅力的に見えたものに触れようとしただけ。なのに、奴らはあたしどころか、周囲全てを巻き込んで消し去ろうとした――許せるわけないじゃない。あたしは何の敵対行動も取っていないのに」 その声には怒気どころか殺気すら篭もっていた。確かに、なにも悪いことをした憶えもないのに、いきなり攻撃されてしかも無関係な人たちまで抹殺したんだから怒って当然か。しかし、何でそこまでして情報統合思念体はハルヒを消そうとする? 「知らないわよそんなこと。とにかく、その後あたしは情報統合思念体からの次の攻撃に備えていた。 あたしの抹殺に失敗した以上、また仕掛けてくると思ったから。でも、いつまで経っても襲ってくる気配はなく、 ただ時間だけが過ぎたわ。おかげでその長い時の間に大体自分ができることがわかったわ。奴らへの対抗措置もね」 「何で連中は追撃してこなかったんだ?」 「あとで奴らの内部に侵入して確認したときにわかったんだけど、最初の攻撃時にあたしは無意識に情報統合思念体に対してダミー情報を送り込んだみたい。あたしは強大な力を手にした。だけど、あたしはそれを自覚していないという形でね。 だから、奴らは地球を抹殺した理由がなくなり、どうしてそう言った行為を取ったのかわからない状態として処理されていた。 そこにあたしは目を付けた」 ハルヒの言葉に続き、周囲のスクリーンに無数――数えることのできないほどのガラス板のようなものが並列で並んでいる映像が映し出される。その一枚一枚には無数のカラフルな丸い点が描かれ、様々な形に変化・縮小・拡大・消滅・発生を繰り返している。 「あたしは地球抹殺の理由の接合性がなくなっていた情報をさらに改ざんした。あたしは自分の力を自覚していない、だから情報統合思念体は何の行動も起こさなかった。だから地球は消滅していないと。 地球自体は消滅前の時間軸に残されていた情報をコピーしてあたしが再生した。幸い、連中も脇が甘いのか、 そういったことは多々にあるのか、あっさりとあたしの情報改ざんは成功したわ。おかげであの日の惨劇はなかったことにできた。 ただあたしが力を得たという情報まで奴らから消去することはできなかった。結構希少な情報だったせいか、前例として広域な情報に関連づけられていたから、これを改ざんすると他への影響範囲が大きすぎて、全部改ざんなんて不可能だったから」 あまりのスケールの大きさに呆然と耳を傾けることしかできない。 「……ここじゃそんなことがあったのかよ」 俺は聞かされた衝撃的な話に疲れがたまり、パイプ椅子の背もたれに預ける体重を増加させる。 ハルヒは続ける。 「とりあえずリセットはできたわ。状況はあたしは力を得たが、それを自覚していないと情報統合思念体は理解している。 この状況下でどうすれば奴らの魔の手から逃れることができるのか、次はそれを模索する必要ができたのよ。 あたしが力を得たことで奴らに目を付けられた以上、うまくやり過ごなければならない」 ここでスクリーンに映し出された一枚のガラス板がアップになる。 「一度でうまくいくとは思っていなかったあたしは、一つの時間平面――このガラス板一枚があたしたちのいうところの『世界』と認識すればいいわ――を支配することにした。こうしておけば、いざ奴らにあたしが力を自覚していることに気が付かれてもいつでもリセットできるし、情報統合思念体には同じようにダミー情報を送り込めばごまかせるから」 「で、どうなったんだ?」 俺の問いかけに、ハルヒはいらだちを込めたように髪の毛を書き上げ、 「それがさっぱりうまくいかないのよ。どこをどうやっても途中で奴らに力を自覚していることがばれて終わり。 その度にリセットを続けて来ているけどいい加減手詰まり状態になってきて……」 ここでハルヒはびしっと俺を指差し、 「そこであんたを呼び出したって訳よ」 「何でそうなるんだよ?」 俺が抗議の声を上げると、ハルヒは指を上げて周囲のスクリーンに別のガラス板――時間平面とやらを映し出す。 「手詰まりになったあたしは別の時間平面に何かヒントがないか調べ始めたのよ。そこであんたたちの存在を知った。 同じようにあたしが力を得ながら、情報統合思念体が何もせずにずっと歩み続けている。力を自覚した日から、 4年も経過しているってのに。それはなぜなのか? どうしたらそんなことができるのか? 詳しく別の時間平面を調査していると奴らに気が付かれる可能性があったから、とりあえず一人適当な奴を こっちに連れてきて教えてもらおうってわけ。とはいってもあたし自身を連れてくるとややこしいことになりそうだから、事情を知っていそうな奴を選んだけど」 そういうことかい。で、唯一の凡人である俺が選ばれたって事か。 ここでハルヒは机を飛び降り、また俺のネクタイをつかんで顔を急接近させると、 「さあ、白状なさい。一体あんたの世界のあたしは何をやったわけ? どうやったら情報統合思念体は手出しできなくできる?」 「何もやっていない。少なくとも俺の知っているハルヒは自分の力を自覚していないからな」 「は?」 ハルヒの間の抜けた声。が、すぐに眉間にしわを寄せて額までぶつけて、 「そんなわけないじゃない! 例えなんかの拍子で自分の力に自覚していなくても、周りに情報統合思念体がいるならどこかでちょっかい出してくるに決まっているんだから、すぐに気が付くはずよ!」 「だが、事実だ。情報統合思念体はハルヒがその状態を維持することを望んでいるし、それに俺をここに呼び出す前に俺を付けていたハルヒと一緒にいた小柄な女の子はその対有機生命体ヒューマノイドインターフェースだ」 「バカ言わないで! あたしがあいつらと一緒に仲良く歩いていられるわけがないじゃない!」 ハルヒはつばを飛ばして言ってくるが、そんなこと言われても知らんとしかいいようがない。 それにしてもこのハルヒが持っている情報統合思念体への敵意は痛々しいまでに強く感じる。 「じゃあなんであんたはあたしの力について知っているのよ!」 「長門――情報統合思念体とかその他周囲から教えてもらった」 「じゃあなんであたしに教えようとしないわけ!?」 「一度言ったが、信じてくれなかった」 とりあえず事実だけ淡々と返してやると、ハルヒの顔がだんだん失望の色に染まっていった。やがて、ネクタイから手を離し、机の前まで戻ると、 「……だめだわ。それじゃだめよ。ただ運良くそこまで進んだだけじゃない。とくにあたし自身が自分の力の自覚がないのは致命的だわ。自覚したとたん、情報統合思念体に星ごと抹殺されて終わり。そして、リセットもダミー情報による偽装もできない。 あんたの世界も長くはないわね」 そうため息を吐く。 このハルヒの言葉と態度に、俺の脳天に少し血が上り始めた。まるでいろいろあった俺のSOS団人生を 簡単に否定された気分になったからだ。 「おい、俺のやってきたことをあっさりと否定するんじゃねえぞ。確かにお前みたいに壮絶じゃなかったかもしれないが、俺は俺で色々やってきたんだ。大体、俺のいる世界を全部見たって言うなら、俺たちのその後もわかっているんじゃないのか?」 「あのねぇ、時間平面ってのは数字に表せないほど大量にあるのよ。そこから無作為に検索をかけて、 偶然見つけたのがマヌケ面のあんたがあたしと一緒に歩いている姿を見つけただけ。その後の様子まで確認している余裕はなかったわよ。あまり長時間の時間平面検索は奴らに察知されかねないから」 それを先に言えよ。ってことは、このハルヒは俺たちSOS団についてもさっぱり知らないって事になる。 そこで俺はこのハルヒに対して、俺を取り巻く環境についてかいつまんで説明してやった。 情報統合思念体の対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインタフェースである長門有希。 未来からハルヒについての調査・監視を命じられてやってきた朝比奈みくる。 ハルヒの感情の暴走を歯止めする役目を与えられた超能力者古泉一樹、そしてそれを統轄する組織、『機関』。 ………… だが、ハルヒは話自体は信じたようだったが、やはり俺たちがその後も平穏に進むということについては 懐疑的な姿勢を崩そうとしなかった。 「まさかあたし自らそういう連中とつるんでいたとはね。それも自覚がないからこそできる芸当なんでしょうけど、 とてもじゃないけどリスクが大きすぎてできそうにない。それに皮一枚でぎりぎりあたしに気が付かれていないだけにしか感じられない以上、いつ自覚してもおかしくないわね。その時点であんたの世界は終わりよ」 「なぜそんなに簡単に否定できるんだよ?」 ハルヒはわからないの?と言わんばかりに嘆息し、 「まず『機関』とやらは、情報統合思念体に逆らえるだけの力があるとは思えない。あんたと一緒にいた色男――古泉くんだっけ? ――が、機関の意向よりあたしが作ったSOS団とやらを優先すると言っても、個人で何ができるわけもなし。 未来人については、同じ時間平面上なら移動可能ということは使えそうだけど、そもそも情報統合思念体はそんなことなんて朝飯前。対抗手段としては物足りないわね。最後の情報統合思念体の対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインタフェースについては論外。 奴らの支配下から離れて独立しつつあるとか言われても、信じられるような話じゃない。所詮は操り人形なんだから」 その言葉に俺はいらだちを募らせるばかりだ。まるで外部の人間にSOS団の存在意義を必死に説明してみせているような気分になってくる。いや、このハルヒは確かに俺たちについてまるっきり知らない――それどころか、情報統合思念体に対して明確な敵意を見せているので余計たちが悪い。 だが、俺はSOS団として満足して生きてきていたし、危険も感じていない。長門のパトロンはさておき、 長門自身には信頼を寄せているし、古泉はSOS団副団長という立場の方がすっかり似合っている状態。 朝比奈さんはもうマスコットキャラが板に付きすぎて抱きしめて差し上げたいぐらいだ。そして、皆ハルヒとともに 平穏無事にいたいと願っている。 それの何が問題だというのだ? このハルヒは自分の力を自覚していないとダメになるということを 前提に語っているようにしか見えない。 その後も必死に説明した俺だったが、ハルヒは聞く耳を持たない。 「悪いけど、これ以上議論しても無駄よ。あんたを元の時間平面に送り返すわ。一応礼を言っておくけど、 そっちもかなりぎりぎりの状態ってことはわかったんだから――」 「そうはいかねえよ」 「え?」 元の世界への機関を拒否した俺に、ハルヒはきょとんとした表情を浮かべた。 俺は正直このまま元の世界に戻るような気分じゃなかった。このままSOS団を完全否定されたっきりでは、 気分が悪いことこの上ないし、そもそもこのハルヒのいる世界は破滅とリセットのループを繰り返している。 だったら、俺の世界と同じようにSOS団を作れば同じように平穏に過ごせる世界が作れるはずだ。 俺にはその絶対の確信があった。 「何度でもリセットできるんだろ? だったら、俺の言うとおりに動いてくれ。そうすりゃ、俺たちの世界が どれほど安定しているか教えてやれるし、ここの世界の安定化も図れる。お前だって手詰まり状態だって言っているんだから、 試す価値はあるはずだ。少なくともお前が到達できない場所に俺たちは到達できているんだからな」 「…………」 ハルヒはあごに手を当てて思案を始めた。 ふと、他人の世界にどうしてそこまでするんだという考えが脳裏に過ぎる。しかし、すぐにその考えを放り捨てた。 ここまであーだこーだな状態になっておめおめと引き下がるほど落ちぶれちゃいない。 「……わかったわよ」 ハルヒは渋々といった感じに了承の言葉を出した。しかし、すぐにびしっと俺に指を突きつけ、 「ただし! 条件付きよ。あんたのいう宇宙人・未来人・超能力者にまとめて接触はしない。一つずつ試していくわ。 情報統合思念体の目はどこでも光っているんだから、変に手を広げて取り返しの付かない事態にならないよう 石橋をハンマーで殴りつけながら進ませてもらうわ。あと、あたしは自分の力の自覚はそのままにする。 この一点だけは譲れない。これがダメというなら即刻あんたを元の世界に送り返すから」 条件付きというわけか。はっきり言って、3勢力がそろわないとSOS団には成り立たないが、この際贅沢はできない。 一つずつ接触しても俺のいた世界のSOS団と同じぐらいの平穏な関係は築けるはずだ。 力の自覚については仕方ない。ハルヒは自分がそれを理解していない状態を極端に恐れている節がある。 それに、これに関してはうまい具合にハルヒが黙っているだけで済むから大丈夫か。 「わかった。それで構わん」 「じゃ、決まりね」 こうして別の世界でSOS団再構築という壮大なプロジェクトが始まった。 ――そして、俺がどれだけ甘い考えをしていたのか、嫌と言うほど思い知らされることになる。 ~~涼宮ハルヒの軌跡 機関の決断(前編)へ~~
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なんてこった・・・まさかこんなことになるなんて。 <涼宮ハルヒの真実Ⅰ> 一つ学年が上がって、俺はもう高校2年生というわけなのだが、なんか落ち着かない。もう6月だっていうのに。 自分自身に聞いてみよう。「どーかしちまったのか」とな。 まあどーかしようがない。俺はまたいつものように高校へ行き、ハルヒに振り回されるのがオチだ。だが、まだその方がましだったと思えるぜ。 これから起こる出来事を体験すれば、誰だってそう思うはずだ。 ハルヒが自分の真実を知ってしまうほど、恐ろしいことはないと思うだろ? 長門も、古泉も、朝比奈さんも、一番それを恐れているに決まっている。だがそれが起きちまったんだ・・・これも俺の責任だし、あん時のハルヒを止められんのは、俺だけだったしな。
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【涼宮ハルヒの病院】 【涼宮ハルヒの病院】長門 side 【涼宮ハルヒの病院】●とキョン
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太陽がサボっているせいなのか、4月も近いというのに真冬並みに冷え込んでいた。 俺が外出という選択肢を排除し、家でぬくぬくと快適に過ごそうと決めたまさにその瞬間に携帯がうるさく鳴り出した。 携帯に表示されていた名前はやはりあいつだった。 「もしも・・・」 「今からあたしんちまで来なさい!!大至急よ!!5秒で来なかったら死刑だからねっ!!」 やれやれ、ったくあいつはいつも勝手だな。 悪態をつきながらも、せっせと出かける準備をする。 さてと、行くか。・・・って、おい。 俺はハルヒの家の場所なんか知らんぞ。しょうがない、ハルヒにかけ直すか。 と、携帯を手に取ったときに家のチャイムの音がした。 「キョンく~ん、ユキちゃん来てるよ~」 妹が満面の笑みを浮かべて俺の部屋に入ってきた。 「どこ行くの~?ユキちゃんと二人ぃ~?エヘヘ~」 こいつは何か勘違いをしとるな。 「俺はハルヒの家に行くんだ。長門もおそらく呼ばれたんだろうよ」 「ハルにゃんのとこ?あたしも行くっ!」 「お前はおとなしく待っていなさい!」 「ぷ~!いいも~んだっ!シャミ~遊ぼ~」 やれやれ、いちいち疲れるな。 おっと、長門を待たせてるんだったな。 玄関を出るとやはりそこにはいつもの制服姿の長門がいた。 「長門、何か用か?」 「涼宮ハルヒに呼ばれた」 「そうか、お前もか。でもここはハルヒの家じゃないぞ?」 「知っている」 「じゃあなんで・・・」 「あなたは涼宮ハルヒの家を知らない。だから私が迎えに来た」 「長門・・・、いつも悪いな」 「いい」 さすがは長門だ、何でもお見通しだな。しかしまた迷惑かけちまったな。今度美味いカレーでも奢ってやろう。 それから長門の案内でハルヒの家に向かった。 「そういや長門、ハルヒの奴なんか言ってたか?」 「何も」 「そうか」 やはりハルヒはハルヒか。 「でも、ひどくあわてている様子だった。」 そうだったか?俺には怒鳴っているだけにしか聞こえんかったがな。 それにしてもあのハルヒがあわてるだって?一体なんだってんだ? これがハルヒの家か。結構でかいな。意外とあいつもお嬢様だったりするのか? ハルヒの家に着くとそこには見知った二人がいた。 「おや、あなた方も呼ばれていたのですか。いや、やはりと言うべきでしょうね。フフっ」 笑顔の気持ち悪い奴だ。その笑い方、こいつ事情を知ってやがるな。 「あ、キョン君、長門さんもこんにちは~」 にこっ。 あぁ、朝比奈さんの笑顔を見てると暑さなんて吹っ飛びそうだ。 挨拶もそこそこにして、いよいよチャイムを鳴らす。 さぁ、何が出るんだ?鬼か?蛇か?何でも来い! 数秒後、ドアが壊れていないか心配になるほどの轟音とともにハルヒが姿を現した。 泣き喚いている赤ん坊を抱いて。 「みんな、よく来てくれたわね!あたし1人じゃ手に負えなくってさ。」 「あ~、ハルヒ。お前に子供がいたのには驚いたが、いじめるのはよくないぞ、そんなに泣かせて。」 「このバカキョン!あたしの子供なわけないでしょうがっ!親戚の子供を預かってるだけよ。」 ハルヒの話を聞くに、親戚の子供を預かっているのだが、ハルヒの両親も出かけなくてはならなくなったらしく 1人で面倒を見ることに限界を感じたらしい。 「しょうがないじゃない。子供育てたことなんてないんだからさ。」 そりゃそうだ。俺だってこんな状況になったら、とにかく応援部隊を呼ぶだろうよ。 「とにかく入って。すんごい寒いし。」 そういって俺たちはハルヒの部屋に向かった。 「え~っと、まずは自己紹介ね!」 部屋に着くなり自己紹介をしだした。まずは泣き止ませることが先だろうが。 「この子は平野綾ちゃん!まだ1歳にもなってないわ。生後6ヶ月とか7ヶ月とか……まぁそのへんね。」 「みんな!よろしくねっ!」 「ふぎゃあぁぁぁぁぁ~!!」 なにがよろしくねっ、だ。ものすごい勢いで泣き続けてるぞ。 「しかし呼ばれたはいいが、俺には何も出来そうにないぞ。」 「ほ~ら綾ちゃん、あのまぬけ面を見なさい!きっと楽しい気分になって泣くことなんて忘れるわっ!」 お前はそのために俺を呼んだのか。ハルヒの思惑とは裏腹に、赤ん坊は一向に泣き止む気配は無い。 「おっかしいわね~。これで泣き止むと思ったのに。」 おかしいのはお前の頭のほうだろ。 「とにかく色々試してみましょう!まずは古泉君っ!まかせたわ!」 こいつはもしかして楽しんでるんじゃないか? 「分かりました。僕に考えがあります。」 ほう、余計な知識は豊富なこいつのことだ。きっと赤ん坊を泣き止ます方法も知っているんだろうよ。 ゴソゴソ、古泉は鞄の中からスプーンを1つ取り出し、赤ん坊の前に置いた。 まさかな。というかこいつは常時スプーンを携帯しているのか?それともやはり事情を知ってて準備してきたのか。 「綾さん。このスプーンをよ~く見ていてくださいね。」 ふぅ~っと、ひとつ大きなため息をついた後、カッ!と目を見開かせて 「ではいきます!マッ…『ふぎゃあぁぁぁぁぁ~!!』」 何も出来ずに拒否反応を見せられ、さすがの古泉もかなりヘコんだようだ。今のは同情してやろう。南無。 「古泉君じゃダメみたいね。う~ん……、そうだわ!赤ちゃんと言えばやっぱりおっぱいよね!」 朝比奈さんが本能的に体をビクッと震わせた。俺にもこいつが何したいのか手に取るように分かるぜ。 「みくるちゃん!あなたが一番母乳出そうね。さぁっ!脱ぎなさ~い!!」 「ふぇ!?い、いい嫌です~!うぅ~。」 「ほらほら、さっさと脱ぐの!綾ちゃん待ってるじゃないの。」 「で、でも~!私まだおっぱいなんて出ません~。そ、それに……」 チラっとこちらの方を見る朝比奈さん。そりゃそうだ。この状態じゃあいくらなんでもな。 「古泉、早く出……『出てけぇ!!』」 せっかく穏便に出て行こうとしたのにハルヒに蹴飛ばされるようにして部屋から追い出された。 「さぁみくるちゃん。邪魔者はいなくなったわ。」 「う、うぅ~」 あぁ~、今頃朝比奈さんは授乳で悪戦苦闘しているのだろうな。そんなことを想像していた。 「あ、……ん!あ、赤ちゃんって、ふぁ…吸うの…強いですぅ~。」 どうして俺は録音機材を持ってきてないんだろう?人間てのは無力だな…。 「入っていいわよ。」 赤ん坊は泣き止んではいたが、いつまた泣きだしてもおかしくない顔をしていた。 もっとも朝比奈さんは顔を真っ赤にしながら泣いていたが。 この子が女の子で良かった。男だったらいくら赤ん坊でも許すことは出来んだろう。 「う~ん、一応泣き止んではくれたけど、まだ何か足りないわね。」 確かにこのままでは泣きだすのも時間の問題だろう。 「有希、とりあえず何かしてみてちょうだい。」 コク、と長門式うなずきをした後、長門は赤ん坊を凝視し始めた。 じー…… おい、そんなに睨んでやるな。状況が悪化する。 「まかせて」 そう短く答えると、驚くべきことに、長門は赤ん坊のおしめを変えたり、ミルクを作ったり さらには赤ん坊を優しく抱きかかえ、子守歌まで歌いだした。 「もう大丈夫」 赤ん坊はすっかり気持ちよさそうに眠ってしまった。 「長門よ、一体どこで子守術なんぞ習得したんだ?」 「図書館の雑誌に書いてあった」 雑誌?長門は雑誌なんかも読むのか。すると続けて言った。 「ひよこクラブ」 その後、赤ん坊もすっかり落ち着いたところで、みんなは解散することになった。 俺を除いてだが。 「なぁハルヒ。なんで俺だけ残らにゃならんのだ?」 「うるさいわねぇ!男がそんな小さいこと言わないの。」 「へいへい」 ハッキリ言って俺が残る理由が分からなかった。 ハルヒもまた赤ん坊とタイマンになるのは心細かったのか? だとしても俺なんかより長門を残せばいいだろうに。 俺なんか残ったってなんの役にも立たんぞ。 「ミルクとか他は有希が用意してくれたからなんとかなるわ。 後はうちの親が帰ってくるのを待つだけね」 しばらくすると赤ん坊は起き出してまたぐずり始めたが そこは秀才なハルヒである。長門がどうあやしていたかをちゃんと見ていたようだ。 気がつけば、すっかり日も暮れて夜になっていた。 赤ん坊にミルクをやると同時に俺の夕飯まで用意してくれた。 それはもう絶品だったね。 「さて、ミルクもあげたし。そろそろお風呂に入れないと」 俺は風呂と言う単語聞き、あからさまに反応してしまっていたらしい 「キョン~、もしのぞきでもしたら即刻死刑なんだからね!!」 「わかったわかった。のぞかないでやるからさっさと入って来い」 ハルヒはもう一度俺に釘を刺してから風呂場へ向かった。 俺はハルヒが風呂に入っている間、健全な男子高校生なら 仕方がないであろう、ハルヒの入浴姿を想像しながら悶々としていた。 ハルヒは自分の部屋で休んでろと言ったので、俺は今ハルヒの部屋にいる。 さっきみんなでいたときは気づかなかったが、いい匂いがするな。 俺は疲れた体を休ませるべく、吸い込まれるようにハルヒのベッドに横になった。 これまたとんでもなくいい匂いだった。 ガチャ、とドアが開き、風呂上りのハルヒが赤ん坊を抱いて部屋にやってきた。 俺は風呂上りのハルヒの姿を見て、さらに興奮してしまっていた。 「あんたも入ってきたら?」 「あぁ、そうさせてもらう」 そして俺は風呂に入った。まず俺は髪から洗った。 涼宮家のシャンプーはやや高級な品なのだろう。 スーパーでは見たことのないものだった。 そして体を洗う。最初は左手から洗い、左足、右手、右足と洗っていく。 まず四肢を洗い終えてから体を洗うのが俺流だ。 「それにしてもボディーソープも高いやつなんだろうな」 そんな独り言をしてしまうほどいい匂いだった。 そして涼宮家の風呂を一通り満喫した俺は、風呂を後にした。 ふぅ~、気持ちよかった。 俺は体をタオルで拭きながらさっさと自分の服を着ようとした。 のだが、無い。服がなくなっている! 「なんで俺の服がないんだ?」 思わず自分に聞いてみても答えは返ってくるはずもなく 俺は途方にくれた。 俺は確かにここに置いといたはずだ。なくなってるということは ん?まさかハルヒが?まさかもなにもこんなことをする奴はハルヒしかいないだろう。 フヒヒ、こんなイタズラをするハルヒには俺がもっとすごい悪戯をしてやるぜ。 俺は素っ裸の状態でハルヒの部屋に向かった。 それにしても他人の家で素っ裸で行動するのは落ち着かないな。 ハルヒの部屋に着いた。 ハルヒよ、悲鳴をあげてももう遅いぞ。 悪いのは全部お前なんだからな。 さぁ、覚悟は出来てるんだろうな! ガチャ、とドアを開けると そこには赤ん坊と寄り添って気持ちよさそうに寝ているハルヒがいた。 ハルヒの横には俺の服が置いてあった。 イタズラしたはいいが、疲れが溜まって眠ってしまったのだろう。 俺はハルヒと赤ん坊に毛布をかけてやり、ハルヒの隣に横になって寝た。 翌朝 「ん~っ!よく寝た!」 あたしいつの間に寝ちゃったんだろ? あ!キョ、キョンの服隠したまんまだった!! ど、どうしよ~。キョン怒ってるかな? そんなことを考えていると、横からイビキが聞こえてくる。 キョンいつの間に?あ、この毛布キョンが…。ありがとね、キョン。 「……ん?………ッイヤアァァァァァ!!」 「うお!?なんだ!どうしたハルヒ!?」 「あんた何で素っ裸なのよおッ!!」 終わり
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管理人 まとめサイトの管理人 斉藤の不正アクセスについて反省しているなら許そうとするが斉藤の謝罪文もどきに呆れて通報。 通報後もk察への対応、斉藤からの殺害予告もどきに心身共に疲労困憊の様子。無理しないで! 通報後のモバスペ対応 10/16 機能追加 ※子ページ削除履歴情報を取得できるようになりました。 悪戯に削除されることを防ぎます。 ※子ページ復活機能を追加いたしました。 ミスによる削除/悪戯による削除した場合でも2週間以内であれば復活できるようにいたしました
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データまとめ データまとめ概要 TCG収録 キャラクター紹介 フレーバー アプリ収録 キャラクター紹介 マイページ ランニング 図鑑 戦闘 レイドイベント「青蘭学園部費争奪戦!」 レイドイベント「カカオ・ウォーズ~魅惑のショコラッテ~」 月例イベント「ALL FOR YOU 全てはあなたのために」 その他2023年4月1日 エイプリルフール企画「日向美海の事件簿2」 概要 科白やフレーバーなど色々な情報を雑多にまとめています。 TCG 収録 発売年月 タイトル 枚数 2013年10月04日 ブースターパック 第1章 『青蘭の聖少女』 3 2014年04月24日 エクストラブースターパック 3.5章 『少女たちの休日』 1 2015年03月05日 ブースターパック 第7章 『光輝の風と深闇の盾』 2(3) キャラクター紹介 家事万能・自宅警備に特化したメイド型アンドロイド。真っ直ぐで頑張り屋。 状況に応じてモードを変更することで、あらゆるトラブルに対応できる……はずなのだが、なぜか失敗が多い。 本人は「蓄積されたデータの不足」と豪語し、日々精進を続けている。 フレーバー 頭名 フレーバー お掃除モード 家庭用アンドロイドですもの。炊事も掃除もお手のも……の? お料理モード 一番の調味料はアイジョウ。そう学習したので大丈夫。たぶん。 お届けモード 「あわわわ、ここはドコですか、どっち行けばいいんですか〜!?」 お昼寝モード 次々に知らない世界が現れて、もう毎日がドキドキの連続である。 お裁縫モード 「お久し振りです、マスター。ニナのこと覚えていてくれました?」 休日のメイド 「あくまでメイドとして……わわっ、あれ乗りたいです、ご主人様!」 フォーキャスター・ブイ はい今日はコレ! 攻撃を予測してくれる! 小さいけどオススメだよ! アプリ 収録 レアリティ 収録 SR レイドイベント「カカオ・ウォーズ~魅惑のショコラッテ~」 HR 通常ガチャ R レイドイベント「青蘭学園部費争奪戦!」 N 通常ガチャ キャラクター紹介 メイド型アンドロイドとして開発されたが、まだ見習いで家事や仕事を目下習得中! 失敗も多いがめげない真っ直ぐな頑張り屋さんなので、多少の…どんなミスでも多めに見てあげる優しさが、ご主人様には必要だ! マイページ タイミング 科白 エクシーズ中 ご主人様、時間で〜す。ニナは万能メイドなので、バトルも大得意です! SP満タン ご主人様がクエストにいかれるのでしたら、ニナはどこまでもお供します! 救援 ニナ 救援モード!ふっふっふ…ニナの万能さにご主人様もさぞ驚く事でしょう… 無料ガチャ 誤字脱字も多いのですが…ニナはお手紙も書けますよ!勧誘は任せてください! 複数回タッチ(親密度低) ご主人様…メイドへのおさわりは禁止されてます! 複数回タッチ(親密度高) ふぇっ、ご主人様!今両手が塞がって…。ずるいです!ずるです〜。 通常 お食事をご用意しました!ミートパスタで〜す!え?固くておせんべいみたい? お掃除しますよ!私、お掃除だ〜いすきなんです! ご主人様、ニナになーんでもお申し付け下さいね! 失敗になんか、めげませんよーっ! 紅茶は何がお好きですか?私は…だーんぜんアールグレイですね〜! なんでメイド服なのかって?私の趣味です! ランニング ※工事中 レアリティ 科白 共通(ランニング開始時ボイス) み、道に迷わないよう気をつけます! 共通(シンクロ) ご主人さまにとって必要不可欠なメイドになってしまいました! SR ニナのメイドたる所以!お見せしますっ! ニナはニナはメイド冥利につきますっ! ご主人さまの全てをニナがカバーしちゃいます♪ ニナのプレゼント、受け取ってくださいねっ! HR ニナは何でもそつなくこなせます!本当です! こんなに優秀なメイドを手にしたご主人様はとっても幸運ですね! ニナはとってもと〜ってもガンバりますよ♪見てて下さい! えっへん!クエストはとっても順調ですね! R ニナはクエストにも手を抜きませんよ〜! ご主人さまはお昼寝でもしててくれればOKですよ〜! あれ、ご主人さまの家の鍵…閉めましたっけ? 〇〇さんもメイドになりませんか? 〇〇さんからニナ並のメイドの才能を感じます…! N ふふふ…ご主人様!期待しててくださいね! お掃除、お料理、クエストまで全部ニナ1人でこなしちゃいますよ♪ 万能メイドアンドロイド、ニナに全てお任せ下さい♪ ばびゅーん!とクエストクリアまで行きますよ〜♪ 図鑑 通常科白(N,R) 自己紹介 タイプHU-50ニナと言います!ソフトウェアを入れ替えることで、掃除に洗濯、お料理まで何でもこなす万能メイドアンドロイドなんですよ!えっへん。そんなニナをぷろぐれぇすにしたご主人様は超ラッキーですね!ではではご主人様、このニナに何でもご命令くださ〜い! 勧誘 1家に1台、万能メイドアンドロイド・ニナ!ふふふ、ご主人様、さすが見る目がありますね〜。 シンクロ ふっふっふ…ニナなしでは生活出来なくしてしまいますよ! 特訓 ニナは精進し続けますよ〜! 特訓MAX もっともっとご主人様のお役に立ちたい…!私にあるのはただそれだけです!ですので、ご主人様、これからももっとも〜っと私に命令してくださいね! 覚醒 ソフトウェアがアップデートされました!これからも見てて下さい! 親密度+ 並のメイドなら、ご主人様からの贈り物は断るのですが…。ニナはご主人様の気持ちを汲めるメイドですからね!ありがとうございます! 親密度++ メイドへの気遣いを忘れないご主人様はご主人様の鏡ですね! ログイン ご主人様、ニナに何かお申し付け下さい!メイドはご主人様あってのメイドなんですから! 特殊科白(HR) 勧誘 風紀委員になるのは了承しました。代わりといってはなんですが…私のご主人様になって下さい〜!この前、クビになっちゃったんですぅ〜! 親密度+ ご主人様に仕えられて、ニナは幸せです!これからもガンバっていきますよ〜! 親密度++ あんなに失敗したのに…ニナのこと…大切にしてくれるんですね…。ニナは…ニナは…絶対に…ご主人様にとって最高のメイドになってみせます…! 特殊科白(SR) 勧誘 ご主人様…メイドは主従の関係…。それを越えることなど…決して許されない…。ニナに刻まれたプログラムが、それを許してくれない…。ですが、そこはニナですからね!バビューンと飛び越えて行けますよ!たぶん。 特訓MAX おかえりなさいませ、ご主人様!ニナはご主人様に命令されるの、とっても嬉しいんです!だってすんごい愛情、感じてますから! 親密度+ 私はニナ!何でもこなす万能メイドです。ちょっと…ミスも多いんですけど…。そこは愛情でカバーします! 親密度++ これがアイジョウですか〜。私にはまだよくわからない感情なのですが…でもでもご主人様がニナを可愛がってくれてるのはわかります! ログインMAX アイジョウ…私にもなんとなくわかった気がします…!相手のことを大切に思う気持ちがアイジョウなら、ニナの愛情は…。 戦闘 タイミング 科白 エクシード使用 ニナにお任せあれ! 攻撃 えーい! レイドイベント「青蘭学園部費争奪戦!」 タイミング 科白 バトル開始 風紀委員の皆さん、このニナがお相手しますよ! WIN うぅ、まだメイドとして力が及ばなかったようです。 LOSE タイプHU-50ニナ、家事もブルーミングバトルもお任せください! クエスト画面 し、振興券で新しい調理器具を……料理部が勝たせてもらいますねっ! レイドイベント「カカオ・ウォーズ~魅惑のショコラッテ~」 タイミング 科白 バトル開始 あっ、第2風紀委員のみなさん、お久しぶりです! WIN ううう……料理部に勧誘失敗です〜。 LOSE 料理もこれぐらい上手にできるといいんですが…… 復活 ここから強火で再加熱ですよっ! 月例イベント「ALL FOR YOU 全てはあなたのために」 タイミング 科白 バトル開始 どうですか! 料理部の新作チョコレートは!! WIN アドバイスありがとうございます♪ カカオ豆のブレンドを変えてみますね。 LOSE 興味がありましたら、料理部へ見学に来てくださいね♪ 遭遇中 どうですか! 料理部の新作チョコレートは!! その他 2023年4月1日 エイプリルフール企画「日向美海の事件簿2」 AIの回答 タイプHU-50ニナとは、Dr.ミハイルが開発した人工知能を搭載したロボットモデルの一つです。L.I.N.K事業部でサポートロボットとして使われています。機能としては、会話、動作、情報収集、分析、警備などがあります。また、高度な自己学習アルゴリズムを持ち、自己進化する能力があることが特徴です。
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ハルヒ「なっなによこれ!」 ハルヒが目を覚ますと目の前は真っ暗だった 目隠しの黒布がハルヒの視界を妨げていたからだ それだけではない 手は後手に、足はM字開脚の形で縛られている おまけにハルヒは気付いていないが服装は体操服にブルマ姿だ 「誰よっ外しなさいよ!!」 叫んでも人が来る気配はない 疲れた。お腹もすいた。そして膀胱の方にも水分が… ハルヒはだんだん声を出さなくなった こんな姿を誰かに、とくにSOS団の仲間に見られたら… でもずっとこのままなのはいや… 古泉「変ですね…」 キョン「どうしたんだ、いきなり」 古泉「閉鎖空間が発生しました…しかし、どうやらいつものものとは様子が違うようだ」 キョン「それは…この世界の危機ってことなのか?」 古泉「いえ…はっきりとは分かりませんが、そういうわけではないようです」 キョン「どういうことだ。わかりやすく説明しろ」 古泉「すみません、僕にもよく分からないんですよ。とにかく、僕は今からアルバイトです」 キョン「おい、…俺も、連れて行け」 俺は舌打ちをした 肝心な時、頼りになる長門はいない そもそも古泉がその違和感を感じたのは俺と二人になった帰りの電車の中だ 「やはり変です…」 「だから何がだ。主語を先に言え」 俺の苛立った声に古泉はまたすみませんと言って少し微笑んだ 場を和ませるつもりで笑ったのか、癖なのかは知らんが俺はそれにまた苛立ちを覚えた 「閉鎖空間の入口が確認できません」 「なんだって?」 「…今までこのようなことは経験したことがありません。……異常事態とでも言いましょうか。」 古泉もその小綺麗な顔から笑顔を消した その顔は俺には必死に言葉を探してるように見えた 「……涼宮さんの精神が不安定な状態にあるのは確かです。ただ、この世界に直接影響があるわけではない……です、だから、僕には閉鎖空間の入口が確認できません」 ラッシュ時間でもない、電車が通り過ぎたあとの閑散とした駅のホームで俺たちは夏でもないのにやたらと汗をかいていた 今日はSOS団の活動はなかった ハルヒの姿も見ていない。ハルヒは欠席だったから めずらしいなと思ったが大して気にとめなかった しかしハルヒの家に連絡すると今朝確かに家を出たという 俺は古泉を連れて学校に戻った 俺はもうすぐ下校時間になろうかという校舎内を古泉と探し回った ハルヒの携帯はまったく応答がない もう時間がない 校舎のはずれの普段は使われていない第二実験室、鍵がかかっていないことを不審がる暇もなく俺は扉を開けた そこには、縛られた体操服姿のハルヒが、 「だっ、誰よ、誰なのっ」 ほこり臭い部屋の机の上、がくがく震えているそいつをやっと見つけ 俺がまさに声をかけようとしたときだ 「やだっ、いやぁ…いやあああ見ないでえええ!!」 ハルヒの盛大な放尿ショーだった びくびくしながら尿は音を立てて板張りの床を打つ うっすらほこりの積もった床の色を変えてゆく 思わず、俺はその場に立ち尽くしていた 「ハルヒ!」 我に返って駆け寄ったときにはハルヒは失神していた とにかく腕やらを縛る紐を解いてやる 扉の音と足音に振り向くと反対側を探していた古泉、そして長門も一緒だ 「…閉鎖空間は解除されました。……おそらく、これが彼女の望んだ…」 古泉が手で口元を押さえてうつむく 「……長門」 俺の言葉に長門は無言で頷いた 「…涼宮ハルヒ」 ぽつりと呟いた長門の言葉は俺にも古泉にも、もちろんハルヒにも届かなかった 終わり ハルヒ「キョン、……しないと死刑よ!」 みくる「私も死刑でお願いします!」 古泉「僕も!僕も!」 鶴屋「私もにょろ~!」 長門「私も」 ハルヒ「じゃ、じゃあ……私も」 キョン「よし、お前死刑な」 ハルヒ「二班に分かれるからクジ引いて頂戴!」 …… ハルヒ「あ、私は印入り」 キョン「無印だな」 古泉「無印のようです」 長門「無印」 みくる「無印です」 ハルヒ「……え?……あれ?」 キ・古・長・み「では、そういうことで」 ガタッ ハルヒ「ちょ……何よこの展開……あれ……涙が……」 「ねえ、みんな最近不思議な事件とか見つけた?」 「………無い。」 「残念ながら僕も見つけられていません、努力はしているはずなんですがね。」 「ホントにぃ?ちゃんと探せばきっとそこら辺に転がってるはずよ。」 「謎がそこらへんに転がってりゃ今まで苦労はしてないぞ、ハルヒ」 「うっさいわね、雑用の癖にー。」 「あ、そういえば私今日こんなこと聞きましたぁ」 「え?なになにみくるちゃん?」 ハルヒ「………」 ハルヒ「なに一人でやってんだろ私」 ハルヒ「みんながこなくなってから約一ヶ月か……」 ハルヒ「………寂しいよみんな。」 ハルヒ「今日は私の誕生日よっ!!さぁ、祝いなさいっ!」 キョン「はあ、結構期待してたのにな…お前にはガッカリだよ。じゃあな」 ハルヒ「へ?」 古泉「どうやら僕は涼宮さんを買い被っていたようですね。では行きましょう朝比奈さん」 みくる「う、うん」 ハルヒ「ちょ、ちょっと…」 長門「私は…」 ハルヒ「有希…」 長門「今日という日を楽しみにしていた。期待外れ。帰る」 ハルヒ「あ…」 ハルヒ「なによなによなによみんなしてっ!エイプリルフールが誕生日じゃ悪いって言うのっ!? バカー!」 ウワァァン ハ「ポケモンするわよ~」 キ「古っ」 み「今時でですか!?」 有「今はムシキングの時代」 ハ「みんなっひどい・・・」 ハルヒはそういい残すと涙を隠しながら部室から逃げるように出て行った キ「いやぁポケモンしてるの気づかれなくてよかったよ」 み「本当です」 有「・・・」 キ「ばれたら俺のパーティ全体マダツボミにされちまうぜ」 み「涼宮さんが持っていたの赤っぽかったですけどね~」 キ「ええ」 キ「え?」 「この中に、宇宙人、未来人、異世界人、 超能力者などがいたら私のところに来なさい 以上」 何を言ってるんだこいつは 「宇宙人なんていない」 長門・・・ 「未来人なんていません そんなのただの妄想にすぎません」 朝比奈さん・・・ 「超能力者?寝言は寝てから言ってください」 古泉・・・ 「う・・・みんな・・・信じてないわけ?・・・いいよもう・・・うぅ・・・」 古泉「過疎ですね…ここは一つ、スレを盛り上げるという名目でSSでも書きませんか?」 キョン「俺はハルヒが拉致られて無理矢理獣姦させられる物語を所望する」 みくる「わ、私は涼宮さんが大学生グループに輪姦される話がいいと思いまーしゅっ!」 長門「変態にダルマにされ、調教される涼宮ハルヒの物語が読みたい」 ハルヒ「あんたら私になんか恨みでもあるの?」 そりゃあ、もう ハ「野球するわよ~」 キ「嫌だ」 み「嫌です」 長「嫌」 古「それはちょっと断らせて・・・」 ハ「古泉君だけ賛成ね みんなSOS団員という自覚が足りないんじゃないの?」 ハ「今日は私の誕生日よ 祝いなさい」 キ「嫌だな」 み「それはちょっと・・・」 長「嫌」 古「僕の意見としても個人を祝うのは・・・」 ハ「古泉君だけしか祝ってくれないわけ?」 ハ「はぁ・・・やっぱり古泉くんだけしか頼りに出来ないわ」 古「ははは 僕はメス豚には興味ありませんよ」 ピルピルピルピピルピー♪ キョン「お、ハルヒからメールか」 From ハルヒ Sub 無題 本文 助けて殺されちゃ( _ ) キョン「うぜっ、『迷惑メールすんなっ!』と…送信」 続く デーデーデーディードードーディードー♪ みくる「チッ、誰だよこんな時間に…げっ、涼宮じゃん!」 From ハルヒ Sub 無題 本文 SOS! みくる「うぜぇっ!!はいはい『団』とでも答えればいんだろうがよぉ!意味わかんねぇよ糞ビッチが!死ねっ!…送信」 続く ブルルルルル♪ 長門「メール」 From ハルヒ Sub 無題 本文 ナニちけτぇー(uдu) 長門「涼宮ハルヒ…」 長門「涼子ぉ、メールきたー」 朝倉「はいはい、あんたもメールくらい自分で打てるようにならなきゃダメよ?」 長門「うん」 朝倉「……『ヤッポー(^∀^)ノシ ユッキーナニ゙よ。メールありがとね(はぁと×7)よくわからなL1けどくU゙けナニらナニ゙よ(*^v^*)b』…送信。」 続く ハルヒ「なんで誰も助けに来てくれないのよぉ!」 古泉「もう理解出来たでしょう?誰もあなたを必要としていないのですよ。もちろん、僕達も…」 ハルヒ「そ、そんなことないっ!そうだ、鶴屋さんなら…」 古泉「アドレス知っているのですか?」 ハルヒ「う……じゃ、じゃあ阪中さんに…」 古泉「アドレス知っているのですか?」 ハルヒ「………」 古泉「誰もあなたを助けに来ませんよ。皆、あなたの被害者なのですから…」 ハルヒ「なによそれ……全然意味分かんないっ!」 古泉「あなたも…変な力を持たなければ…普通に生きて行けたでしょうに……残念ですがこれが《機関》の総意ですので、さようなら涼宮さん」 ハルヒ「待って行かないで!出してよ!ここから出してっ!」 古泉「………やれ」 新川「………はい」 ハルヒ「いやあああぁぁぁぁ!!!!」 私はSOS団恒例の不思議探索の待ち合わせ場所でみんなを待っていたら 「ちょっとみんな遅れるからそこで待ってて」 「みんなってなによ?みんなキョンと一緒にいるの?」 「詳しくは後で話すからとりあえずそこで待っててくれ」 「あっ!ちょっと待ちな…………切れた」 キョンからこんな電話がきた。みんなで私を待たせるなんてどういう気かしら? ……もしかしてサプライズパーティ?みんな今日が私の誕生日なの覚えててくれたのかしら? と、ワクテカしながらみんなを待ってた。 翌日 「30分待っても来ないから先に帰っちゃったわよ」 と、私が言うとみんなは口を揃えて 「なんだよ。あと5分も待っててくれれば着いたのに」 …オカシイよね。三時間も待ってたのに。 ハルヒ「誰……? 正直に言いなさい……今ならまだ許してあげるわ……」 キョン「……」 長門「……」 みくる「……」 古泉「……」 ハルヒ「……誰かがやらなきゃこんなのここにあるわけないじゃない……往生際が悪いわね……」 キョン「……」 長門「……」 みくる「……」 古泉「……」 ハルヒ「……もういいわ!! みんな見損なったわ!! ……こんな子供みたいなことして……」 キョン「……」 長門「……」 みくる「……」 古泉「……」 ハルヒ「……部活の邪魔ね! 片付けなきゃ……!」 そう言ってハルヒは団長机に盛られた特大の糞を片づけ始めた。 ガチャ ハルヒ「やっほ……って誰もいないわね…… ……? ……このお茶は……?」 ハルヒ「みくるちゃん一回来たのかしら……? まあいっか、頂いちゃお」 ゴクゴク ガチャ! ダダッ キョン「ハルヒ! お前そのお茶を飲んだのか!?」 ハルヒ「え……ええ……なに……? なにかしたの?」 長門「そのお茶には……何者かが入れた猛毒が……」 ハルヒ「え……ええっ……!!? ちょっとちょっと……嘘よ! 嘘でしょ!?」 キョン「ハルヒ、腹を出せ!! まだ間に合うかもしれない……オラァァァ!」 ボグッ ハルヒ「ウァ…アガァ……キ……キョン……!? なに……を……?」 キョン「いいから腹を出せ!! 今なら殴れば逆流して吐かせられる!」 みくる「涼宮さん! このままじゃ死んじゃいますよ! 早くお腹を出して下さい……!!」 ボグッボグッ ハルヒ「ウグッ!! オエッ!!」 ゲロゲロ キョン「あっ……よかった、吐いたな危なかった……! ハルヒ大丈夫か……!?」 ハルヒ「うっ……ううううっ……お腹痛いよ……キョン……」 キョン「ソファで安静にして待ってろハルヒ! 俺達はお茶に毒を入れたやつを探してくる!」 ガチャ バタン! ハルヒ「ううっ……痛いけど……キョン……ありがと……」 キョン「いやぁ、流石長門だな。こんなストラト解消法なんて考えもしなかったぞ」 みくる「慌てたりお腹痛そうにしてたのがもう、すっとしましたねぇ!」 長門「……これぞ最強のいじめ……」 祇園精舎の鐘の声、諸行無常のハルヒあり。 娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。 おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。 キョン「ということで、おまえは塵だ、ハルヒ」 みくる「ばいばいき~ん」 古泉「去ね去ね!」 長門「・・・やれやれ」 ハルヒ(´・ω・`) キョン「だいたい、ハルヒに気に入られたからといって、罰金だの死刑だの、 知ったことではないんだが・・・」 長門「私の任務は観察であって、世界が崩壊したとしても不都合はない」 古泉「そういえばそうですね。僕もキャラ作りに疲れました。 あなたとゲームをする以外に楽しみもありませんでしたし」 キョン「俺はSOS団なんてわけのわからん組織はやめて、普通に生きていくことにする。」 古泉や長門と遊ぶのは学校帰りでもいいんだし」 みくる「そんな~,わたしが困りましゅ~」 長門「黙れ、雌犬・・・」 古泉「乳揉ませろや、このポンコツ」 キョン「確かに、朝比奈さんはおかず以外には役に立たないな」 みくる ( ´・ω・) ハルヒ「やっほー、全員そろってるわね」 キ・古・長・み「お前は引っ込んでろ」 ハルヒ (´;ω;`) 鶴屋「めがっさにょろーん!!」 キョン「うるさい」 ハルヒ「そうよ!そうよ!あんたうるさいのよ!」 鶴屋「にょろ~ん…」 キョン「うるさい黙れ」 ハルヒ「そうよ!お黙りなさいよ!!」 キョン「お前に言ってんだよバカ!鶴屋さんの声が聞こえないだろ!!」 ハルヒ「( ´・ω・`)アレ~?」 ガチャッ キョン「うぃっす」 ハルヒ「遅いじゃない」 中に居たのはハルヒだけだった、そうかじゃあ帰るか ハルヒ「ぐおしゅ!!ま、待て!待ちなさい!」 キョン「なんだよ!俺になんか用か?」 ハルヒ「いやだってさ…その…部活していきなさいよ!SOS団でしょ!」 キョン「そんな言葉で俺が買えるとでも?」 ハルヒ「いや買うって…じゃあ値段は体で払うわ♪」 キョン「お疲れ様でしたー、鍵は閉めて帰れよ」 ハルヒ「……」 「うう、寒い。今日はまた一段と寒いなぁ。今日の最高気温10度だってよ。風邪ひいちまうぜ。」 バサッ 「?...毛布?」 「別にあんたのためにかけてあげたんじゃないんだからねっ!」 「ハルヒ、ツンデレはもう時代遅れだ。さっさと消えろ。」 「うっ...。」 「泣くんじゃねえよ。キモい。」 ハルヒ「ちょっとキョン大変よ!」 キョン「なんだ、うるさいな」 ハルヒ「っ!…うるさいですって!……まあ、いいわ。それより部室がなくなっちゃったのよ! きっと生徒会のやつらよ!」 キョン「それがどうしたんだ?」 ハルヒ「え?」 キョン「要件はそれだけか?じゃあ、俺は長門たちと遊ぶ約束があるから行くぞ」 ハルヒ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!SOS団の危機なのよ。どうにかしようと思わないわけ?」 キョン「思わないね。元々、俺たちはお前が勝手に始めたことに無理やり付き合わされてきただけだからな」 ハルヒ「な」 キョン「部室が没収されたのだって長門が文芸部を退部して廃部になったからだ。終わりだな?俺は行くからな」 ハルヒ「ちょ……キョン… 行っちゃった……なんでよ…… キョン「あ、そうそう」 ハルヒ「キョン!?(戻ってきてくれた!)」 キョン「お前、後からついてくるんじゃないぞ。さめるからな」 ハルヒ「………」 キョン「朝比奈さんがハルヒと接触したということは、既定事項が成り立っていないんじゃないですか」 みくる「!! そうでしゅね。キ、キョン君、私と付き合ってください」 キョン「もちろんですよ」 キョン「ということで、朝比奈さんと付き合うことになった」 ハルヒ「団内で恋愛なんて認められないわ」 キョン「じゃあ、やめさせてもらう」 古泉「僕と長門さんもやめなくてはなりませんね」 長門「・・・そう」 キョン「じゃあ、帰るか」 古泉「そうしましょう」 ハルヒ「ちょっとみんな、待ちなさい」 みくる「もてない人は悲しいですね~」 長門「いつまでも電波ばかり発しているからもてないことに気付くべき」 ハルヒ (´・ω・`)